India Workshop 2002

デリー篇
2002/03/14〜03/19

デリー郊外のヴァルミキ寺に集まった参加者たち


<日程> 
1日目 03/14 Thu  自己紹介+ガイダンス+写真撮影
2日目 03/15 Fri   写真を見ながらディスカッション+写真撮影
3日目 03/16 Sat  写真を見ながらディスカッション+写真撮影
4日目 03/17 Sun   生徒はお休み
              スタッフはホテルにてプリント&セレクション作業
5日目 03/18 Mon  街のメインストリートで写真展
         +橋口の撮影したポートレート写真展
6日目 03/19 Tue   午前中は寺内に再度写真を展示
         +午後はアルバム制作+お別れ会


<概要>
デリーでのワークショップは、デリー郊外のニューシーマプリという町のヴァルミキ寺というところで行われました。

ニューシーマプリはニューデリーの北東に位置するベッドタウンで、デリーから車で1時間15分ほど。ニューデリーの経済を支える労働者が多く暮らす場所です。人口増加にインフラ整備が追いつかず、停電は日常茶飯事。特に夏になると、デリーで消費される冷房用にかなりの電力を奪われ、停電が頻発しま
す。私たちがワークショップを行っていた間にもたびたび停電し、教室内でのプリント作業を中断さぜるを得なくなりました。ワークショップ期間中に途中で一日作業日を設けたのも、プリントが追いつかなかったからです。

2001年夏、デリーで起きた「モンキーマン騒動」というのを覚えているでしょうか? 夜な夜な、人間ぐらいの大きさをしたモンキーマンが出没し、屋外で寝ている人間を襲ったという騒動で、パニックになって逃げ惑う人の中から死者まで出しました。その騒動が起きたのがまさにここです。モンキーマンが出たあとはしばらくの間、この街に24時間電気が供給されました。電気を供給させるためにそのようなデマを流したのではないか、という噂もあります。真相は闇の中ですが、モンキーマンという存在がそれほど現実味を帯びて感じられるのは、牛やロバや猿や山羊が生活の一部であるということでもありましょう。


ヴァルミキ寺では普段、NGO組織 Working Children Programが地域の青少年を集め、家庭の経済事情などで働かなければならない少年少女たちに、裁縫などの職業訓練をしたり、進路相談、カウンセリング、レクリエーションなどの社会活動を行っています。今回のワークショップでは彼らの協力により、13歳〜22歳の19人の生徒が参加しました。

「working children」と聞くと、小学校を途中でやめて、生活のために働くことを余儀なくされている子供の姿を思い浮かべる人もいるかもしれません。インドにはそういう子供たちもたくさんいますが、今回のワークショップに参加した彼らは必ずしもそうではなく、もう少し生活に余裕があります。

女子のほとんどはここで裁縫を習いながら、美容師や仕立ての仕事をしています。カレッジに通う子も一人いました。男子はフルタイムの学生(中学生)、生活のために働いていたが高校に入り直した青年、働きながら週末だけオープンスクールに通う生徒、他のNGOの指導で路上でお芝居をしている青年、結婚式などに呼ばれて演奏するミュージシャンなど、様々なバックグラウンドを持った人がいました。



授業風景


寺子屋のような雰囲気


幸せな昼食


みんなよく食べました


写真を見る女生徒たち


教室にはあまり光が入りません


生徒たちの写真を見る町の子供たち


橋口の作品が町に並ぶ


カメラだけでなく、テキスタイルを使ったワークショップもしました(後列左:桃井麻木子)


スタッフは本当によく働きました、感謝。


デリーの生徒たちは、こんな写真を撮りました。(顔をクリックすると写真が現れます。なおホームページに掲載するため、本来の画質からかなり質を落としていますのでご了承ください。)

生徒の顔写真をクリックすると作品を見ることができます。


Ashok(16)

Urmila(20)

Vijay(22)


私たちが試みるアートワークは、その村に必要な生活物資を届けるような活動とは異なり、村の人たちが普段享受する機会のない、芸術に触れる喜びや生きる喜びを、<表現>を通して共有しようとする試みです。今後もインドを中心に、活動を続けていきます。

Ullalu Upanagara ウッラール・ウパナガル篇
Visakhapatnam ヴィシャカパトナム篇
Varanasi ヴァラナシ篇


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