井上あゆみさんからの便り 「町屋文化を味わう日々です」 2004/5/11
私は、卒業後も相変わらず忙しい毎日を過ごしています。
新しい職場の勤務時間が長いため、
なかなか大学に出向いてメールチェックできる時間がとれず、
今日は下宿の友達に頼み込んでパソコンを借りて
約1ヶ月ぶりにメールボックスを開きました。
私の新しい職場は、日によってまちまちですが
基本は早6時半〜夜は9時半くらいまでで
約14〜15時間ほどの立ち仕事です。
1ヶ月を過ぎた今は、だいぶ慣れて体力がつき、腕や足腰もたくましくなりました。
でも、覚えることが多くて、いっぱいいっぱいで、じたばたしています。
歓迎会シーズンで多忙だった4月には、睡眠なしの連続40時間労働など・・・
仕事中に過労で倒れたこともありましたが、とても充実した疲れだと感じることが出来ます。
木製のおかもちを手に、出前や買出しをする途中では、
京都の季節の移ろいを感じることができ、
お得意先への出前では毎回地元の話題で色々なお話ができます。
今の季節は緑がきれいですよ。
開放された厨房には、毎日近所のお米屋さん、魚屋さん、
豆腐屋さん、酒屋、刃物屋、銀行員など
様々な顔なじみの人が出入りしていきます。
この辺りでは、小さな個人商店が手を取り合って、
助け合いながら仕事を支えあっているのがよくわかります。
忙しくてどうにもならない時は、パートさんを雇うわけでもなしに、
お得意先の○○屋さんの主人が駆けつけて洗い場に立つ・・・
なんてこともあったりして驚きました。
反対にこちらも、女将さんが交流のあるお寺のお祝行事に
手伝いに出向いたりもしていました。
この仕事を通じて、京都の町屋圏内には、地域の人達とのつながりが
しっかりと根付いた暮らしがまだ残っていることを実感することができます。
私はとてもこういう環境にあこがれてたんだなぁと思いました。
仕事内容は主に力仕事でハードですが
今は、基礎をしっかりと積み重ねる時間なんだなぁと実感しています。
体はしんどいですが、充実した毎日です。
自分のほっとできる時間が無いのが残念ですが、
時間を作ってまたゆっくり近況メールを送りたいです。